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SAP Business One (SAPB1)コンポーネント接続に関しては、いくつかの一般的なポイントがあります。
各 SAPB1 コネクションは、メモリを消費するリソースです。[セッションを保持]チェックボックスもしくはDisconnect コマンドを使用して接続を閉じない限り、メモリはコネクションによりサーバがシャットダウンされるまで占領され続けます。
接続の確立は重い処理であり、パフォーマンスに大きな影響を与えます。このため各SAPB1ステップごとに接続を閉じるのはお勧めできません。
コネクションがアイドル状態で放置された場合、SAPB1コンポーネントは送り先を見失う場合があります。これを防ぐには、接続の切断をステップごとやフローごとではなく論理プロセスの終わりに行います。
SAP Business One トランザクションの処理
SAP Business One でトランザクションを開始するには、Start Transactionメソッドを使用します。Magic xpiは、自動的に同じSAP Business One サーバとデータベースに接続している全てのフローと全てのコネクションで、SAP Business One への接続をコミットもしくはロールバックコマンドが実行されるまでロックします。
この提案に従って頂ければ、いかなるSAPB1ステップもトランザクションが開いている間に同じサーバとデータベースにアクセスできないようにすることができます。また全ての重要なフローに対し、エラーフローを定義することをお勧めします。このエラーフローは、SAPB1トランザクションをロールバックし、エラーが発生した場合、重要な部分のロックを外します。このエラーフローの最後のステップは、Flow Dataサービスでなければなりません。このFlow Dataサービスの機能は、フローエラーメカニズムが処理するエラーコードで C.sys.ErrorCodeを更新することです。