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[MAGICXPI_GS]

フラグ

説明

SpaceName=

このフラグは、Magic xpiサーバが接続するSpaceを指定します。

LookupGroupName=

このフラグは、接続するMagic xpiサーバが接続するSpaceName=フラグ(上記)によって特定されたSpace内のグループを指定します。

このフラグの値は、(GigaSpaces\binフォルダ内に配置されている)setenv.batファイル内のLOOKUPGROUPSの値と同じでなければなりません。SpaceがLookUpGroupName=フラグで定義される値と異なるLOOKUPGROUPSの値を使用して読み込まれる場合、プロジェクトはSpaceでは動作しません。

LookupLocators=

このフラグは、[GigaSpaces設定]画面のUse the following locators(Unicast)パラメータで定義されたロケータの詳細を保持します。これらの詳細は、ロケータのサービスがカンマ区切りの指定された<ホスト:ポート>リストとして表示されます。

StartProjectFileName=

このフラグは、Magic xpiスタジオやモニタ、デバッガのために最初のXMLの名前を定義します。プロジェクトが開始されると、モニタとデバッガは指定したプロジェクトフォルダ内のこのXMLを捜します。

このフラグのデフォルト値は、start.xmlです。

以下の設定は、デフォルトでは定義されていません。使用するには手動でそれらを定義する必要があります。

フラグ

説明

TriggersBufferSize=

非同期のトリガが処理されないフローリクエストメッセージでスペースをあふれさせることを防止するために、各トリガは、キューがあらかじめ決められたサイズ(デフォルトは、10メッセージ)を越える場合、新しいイベントの作成を防止するために使用されるバッファキューを維持しています。

デフォルト値を上書きするには、このフラグをMagic.iniファイルの[MAGICXPI_GS]セクションに追加してください。また、新しいトリガのデフォルトバッファ値に必要な値を設定してください。

スペースで処理されないメッセージ量がバッファ値を超えた場合、トリガはポーリングを停止します。

このフラグは、すべてのトリガのバッファサイズを定義することを覚えておいてください。トリガ毎に異なるサイズを定義することはできません。

WorkerReadDeeperMessagesfirst=

このフラグは、Magic xpiに対しスペースからのメッセージを読み込む際により高い階層を持つメッセージを優先させるように支持する場合に使用されます。これは、新しいビジネスプロセスが開始される前に、プロセス(様々なレベルでの並列性を持つルートメッセージから開始されるプロセス)が完了されることを保証します。

このフラグのデフォルト値(フラグが定義されていない場合)は、Yです。

DIR_SCANNER_ORDERED=

このフラグは、Directory Scannerトリガのメッセージ順序をコントロールするために使用されます。

このフラグがYに設定されると、トリガは同期をとって実行され、前のトリガが処理されたか、アボートするまで、次のファイルは選択されません。

さらに、異常終了してもフローがコントロールされた方法で確実に終了するようにするために、リカバリをフローに設定する必要があります。

CheckServerEntryInspaceRetrytimes=

Magic xpiエンジンは、Magic SpaceからServerDataオブジェクトを読み込みます。ロードに失敗した場合、エンジンを終了する前に定義された回数だけリトライします。デフォルトでは、リトライ回数は"10"に設定されています。

デフォルト値を上書きするには、このフラグをMagic.iniファイルの[MAGICXPI_GS]セクションに追加してから、必要に応じて新しい再試行回数を設定します。リトライ回数が "0"以下の場合、デフォルトの"10"になります。

各リトライは、ログファイル内のリトライ番号とともにデバッグレベルで記録されます。

IBM_I_ORDERED=

このフラグは、IBM Iトリガーが一度に1つのメッセージを処理するように制限するために使用されます。これにより、データキューに設定された順序(FIFO / FILO)に準拠します。有効にするには、このフラグをMagic.iniまたはifs.iniファイルの[MAGICXPI_GS]セクションに追加し、値をYに設定します。

このフラグをYに設定すると、トリガーは同期的に動作し、IBM iコンポーネントのトリガー構成で定義されたシーケンスに従ってメッセージを受信します。

PauseOnCriticalConditions

このフラグは、Magic xpi サーバーがシステムのクリティカルな状態を処理するために使用されます。

クリティカルな状態は、データの不整合やビジネスイベント/トリガーの重複処理につながることが知られています。クリティカルな状態が発生した場合、システムは新しいリクエストの実行を一時停止し、それによって矛盾や重複の問題のリスクを減らします。

クリティカルアラートの詳細については、ここをクリックしてください。

フラグがYに設定されている場合、システムがRedoログが超過したり、Split-Brain状態になったり、データベースにアクセスできなくなったりするようなクリティカルな状態になったとき、xpiサーバーは新しいフローリクエストを受け付けません。サーバはクリティカルな状態が解消され、システムが回復するまで一時停止して待ちます。現在処理中のスレッドは継続して実行され、一時停止されることはありません。

サーバーの一時停止時間は、30分、60分、最大値120分の間隔で増加する遅延アルゴリズムに基づいて実行されます。イベントはログに記録され、管理者にはサーバーの一時停止の前に電子メールで通知されます。状況が解決して通常の状態に戻ると、管理者には通常の動作の回復に関する電子メールが送信されます。

デフォルト値は N です。この動作を有効にするには、フラグの値を Y に設定する必要があります。

処理が一時停止されて再開されたイベントは、Gigaspaces のログに記録されます。ログレベルはロガー "com.magicsoftware.xpi.server.spacebridge "を使用して制御します。詳細については、ログバック設定のページを参照してください。

(Since version: 4.13)

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