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[MAGIC_SPECIALS]フラグ

Magic xpiの設定ファイル(iniファイル)には、いくつもの特殊なフラグがあります。ほとんどはMagic xpi内部用です。Magic xpiユーザに関係したフラグは以下のとおりです。これらのフラグは、システムパフォーマンスの向上とシステムのプロセスが正しく管理されているかを確認するためのものです。Magic xpiユーザに関連するフラグは、以下の通りです。

フラグ

説明

SpecialEventQMaxInterval=

キューにイベントを再送信する前に現在のプロセスが待つ時間(ミリ秒)。これは前回の送信時にキューが一杯だった場合に行なわれます。デフォルトは10です。

これはシステムパフォーマンスの微調整にも使用されます。

SpecialEventQSizeLimit=

内部イベント用の最大のキューサイズを示します。デフォルトは5000です(バージョン4.5aまでは、デフォルトは100でした)。フラグが0に設定された場合、キューの最大長は仮想メモリのサイズによってのみ制限されます。

キューがその限界に達した場合、これらのメッセージを送ろうとするワーカは、処理されるまで待つことになります。

このフラグは、サーバ毎の動作スレッドのキューサイズを定義します。動作スレッドは、様々なリクエスト(サーバの内部リクエストとプロジェクトの有効なリクエストの両方)を処理します。キュー内で待っているアクティビティが多すぎないことを保証するために、より小さなキューの制限を設定してください。しかし、最高の性能を引き出すには、このフラグの値は、別の性能考察とともに検討する必要があります。このフラグを増やすとサーバの性能は改善しますがメモリの消費が増えます。

広範囲なロギングが生産環境で利用されている場合、値を5000にすることを推奨します。

 

参照:

パフォーマンスガイドライン

サーバのパフォーマンスの考察

既存の配備のためにワーカ数を増やしましたが、処理リクエストの数は同じままです。なぜですか?

場所: ifs.ini

変更の反映: プロジェクトの再起動後

SpecialBeepOnRequest=

Magic xpi実行可能モジュール作成時にビープ音が発生します。これによりモジュールが作成されていることが分かります。このフラグとSpecialBeepOnWarning フラグは音を出すか止めるかを指定します。フラグをN にするとビープ音を無効化します。

SpecialBeepOnWarning=

Magic xpi実行可能モジュール作成時にビープ音が発生します。これによりモジュールが作成されていることが分かります。このフラグとSpecialBeepOnRequestフラグは音を出すか止めるかを指定します。フラグをN にするとビープ音を無効化します。

XMLDomMapper=

このフラグがN(デフォルト)に設定されると、送り先のXMLと送り先のIFCModelはDOMに読み込ませることなく作成されます。これによって、データマッパーでXML作成のパフォーマンスが向上します。

しかし、[XMLプロパティ]ダイアログボックスの[Append Data]チェックボックスが選択されると、上記の送り先は常にDOMに読み込まれます。

送り先が常にDOMに読み込ませるためには、Magic xpiスタジオを閉じる必要があり、XMLDomMapperの値をYに変更し、スタジオを開いてプロジェクトをリビルドします。

ExceptionMessageBoxDisplay=

このフラグは、スレッドが異常終了した場合の動作を指定します。

フラグがN(デフォルト)に設定されると、エラーが発生したスレッドは終了します、そして、Magic xpiモニタにメッセージが表示されます。内部のクリーンアップ・プロセスは実行され、そのスレッド上で定義される回復ポリシーが適用されます。そして、Magic xpiサーバは実行を継続します。

フラグがYに設定されると、スレッドがクラッシュした時にメッセージが表示され、全Magic xpiサーバが終了されます。この設定は、デバッグを目的した場合に必要です(例、ダンプファイルを作成する)。Magic xpiサーバの終了後、各スレッドに対して定義される回復ポリシーが適用されられます。

  • Magic.iniファイルからこのフラグを削除しないでください。このフラグがMagic.iniファイルに設定されていないと、ExceptionMessageBoxDisplay=Yと設定されているように動作します。この場合、スレッドの異常終了によってサーバ全体が異常終了してしまいます。

  • フラグがYに設定されると、使用しているOSで異常終了が発生した場合メッセージが表示されます。他のプラットホーム(例えばIBM iとAIX)では、メッセージはExternalLogFileNameフラグにもとづいてログファイルに書き込まれます。

SpecialExpReturnNull=

の値として、Null値が設定されている変数を比較する場合、このフラグは下位互換性を維持しています。

Magic xpi4.1以前はと比較すると、空白の文字または0値とNull値を持つ変数の比較は、Falseが返り、式の残りは無視されました。例えば、''F.Var1<>'' または 'True'Log '' の式(F.Var1 には Null値が格納されています)は、Falseが返り、残りの式は無視されます。

Magic xpi4.5からは、''F.Var1<>''((F.Var1 には Null値が格納されています)の式は、Trueが返ります。

このフラグをYに設定すると、Magic xpi4.1以前の動作になります。これは、下位互換性を維持するための移行されたプロジェクトのためのデフォルト値になります。

このフラグをNに設定すると、Magic xpi4.5の動作に基づいて計算を実行します。

Since version: 4.5