Home > コンセプトペーパ > 開発手法 > Magic xpiプロジェクトのライフサイクル > アーキテクチャ上の考慮事項 > 性能上のガイドライン
メモリの使用
Magic xpiサーバは、内部利用のために、プロジェクトとは別に初期メモリを必要とします。プロジェクトの読み込みや実行には、さらにメモリが必要です。必要なメモリ量は、以下の内容に依存します。
フローとステップの数
処理されたデータ(メッセージデータ)のサイズ
並行実行数
データマッパーの種類(マッピングのタイプと総数)
Magic xpiサーバがプロジェクトを実行する場合、物理メモリを効率的に管理するために、OSがスワップ機能を使用します。
システムの物理メモリが不十分な場合ば、OSは非効率的にメモリページの交換を行います。サーバ用のホストマシン上で実行されるプロセスの処理が遅くなるため、スループットが低下します。 |
マルチCPU
Magic xpiサーバは、マルチCPUのマシン上で実行させることができます。マルチCPUの環境設定で、マシン上で実行されたプロセスにOSがCPUリソースの割り当てを行います。
Magic xpiサーバのプロセスは、OSのCPU割り当て処理を防止できません。他の実行プロセスもまたCPUリソースをを使用します。これによって全体のCPU割り当てに影響されます。
Magic xpiサーバを表すプロセスがマルチスレッドのため、異なるCPUがMagic xpiサーバプロセスの異なるスレッドを実行することになるかもしれません。これはMagic xpiではなく、OSによってコントロールされ、OSとは独立しています。Magic xpiは指定されたマシン上で実行するCPUの数に制限をかけません。
ライセンスファイル内の同時リクエスト数は、異なるスレッドを実行するCPUに対して、同時リクエスト数を制限しています。
Magic xpiサーバは、他のアプリケーションやデータベースを実行しているサーバ上で実行させる場合もあります。このため、Magic xpiプロジェクトの全体の性能が、より多くのCPUを使用することで改善される場合があります。
|
OSのセットアップ
サーバ全体の性能を強化するために、以下のOSのリソースを調整することができます。
CPU割り当てとプロセスの優先度
メモリの割り当て
ファイルハンドル
TCP/IP通信
I/Oのリソース割り当て
マシンの調整を行わない場合、マシンのハードウェアとOSが非能率に使用される場合があり、全体のマシン性能を低下させるかもしれません。 |