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マイグレーションのためプロジェクトを準備する

アプリケーションの移行前にアプリケーションでサポートされていない機能を特定する必要があります。プロジェクトは .mdd フォーマットで保存してください。

V2.5 SP8以前のMagic xpiバージョンで開発されたプロジェクトと内部インタフェースを利用するコンポーネントを含むプロジェクトは、マイグレーション処理の前にメソッドインタフェースを手動で変換する必要があります。以下のコンポーネントが対象になります。

以下に説明するように、データマッパーは移行前に特別な配慮と準備を必要とします。

データマッパーの準備

Magic xpi には、移行されたデータマッパーに適用される厳格なマッピング規約があります。これらの規約に違反するマッピングは削除されます。これらの規約は、データマッパーのルールのトピックで説明しています。

マイグレーション前にV2.5でデータマッパーに対する準備を行うことで、後で説明する問題を回避することができます。マイグレーション処理を実行する前に、以下の点を考慮してレビューを行うことを推奨します。

  1. 常に、複数データの複合(データベース、フラットファイルまたはXML反復複合)に対して相互にマッピングします。これを行わない場合、Magic xpiは自動的に1つにマッピングされます。それは意図したものでない可能性があります。これは以下のように図示されます。

  2. Magic xpiの送り元変数は、複数データの複合要素とみなされます。jBOLT V2.5では、下記の(左側)に表示されるようにできます。しかし、二つ以上の反復可能な送り元から1つの送り先に値をマッピングすることができないため、Magic xpiでは、赤で記されている接続が削除されます。

    jBOLT V2.5では、送り先ノードのIssuerID式のIssuer変数の使用は、接続の必要性を無視し、移行の終了後に削除されることを防止します。

  3. Magic xpi では、送り元内の1つ以上の反復可能な複合要素を送り先の反復可能な複合要素にマッピングすることができません。二つ以上の兄弟関係の反復可能な複合要素が、1つの反復可能な送り先にマップされているjBOLT  V2.5のXML送り元がある場合、兄弟関係の複合要素の1つでもマルチインスタンスの複合要素になるように、XSDを修正する必要があります。兄弟関係の複合要素の残りは、一インスタンスの複合要素でなければなりません。下記の例では、一つの要因としてXSDにCompound1を設定する必要があります。これ以外の場合は、a2IssuerIDとの接続が、失われます。

SQL文の準備

データベース・フィールド名がSQL文で使用されている名前と同じであることを確認してください。

SQL関数の使用

SQL文内のすべての内部SQL関数がエイリアスを使用していることを確認してください。

例:

SELECT sum(id) FROM ticket は、SELECT sum(id) AS sum_id FROM ticket に変更する必要があります。

SQL文の大文字小文字を合わせる

データベース・フィールドがすべて大文字または小文字の場合、マイグレーションユーティリティで利用できる大文字小文字の変換機能を利用することができます。大文字/小文字が混合している場合、これを調整するためにjBOLT V2.5でステートメントを修正する必要があります。

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