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リカバリ

Magic xpiは、様々な不具合や障害に対して自動的に復旧することができます。

プロジェクトを設計する前に、最初にサーバのアーキテクチャを理解することを推奨します。サーバのアーキテクチャがどのように動作するかの視覚的な説明は、ここをクリックしてください。

[フロープロパティ]ダイアログボックスの[リカバリポリシー]プロパティで、回復メカニズムのポリシーを定義します。リカバリポリシーは、リニアなフローでのみ有効です。リカバリは、3つのレベルで行われます。

詳細は、以下で説明しています。

ExceptionMessageBoxDisplayフラグは、スレッドが異常終了した場合の動作を定義します。詳細は、ここをクリックしてください。

物理的/グリッドの障害

Magic xpiコンポーネントを実行しているPCまたはインスタンスで障害が発生したり、シャットダウンしたり、ネットワークから切り離されたり、あるいは、グリッド・コンポーネントのうちの1つがアボートしたり、機能を停止した場合、自動的に完全にサービスを提供し続ける回復メカニズムをグリッドには備えられています。

すべてのグリッド・サービスは連続的に処理を継続します、そして、少なくとも1台のPCがまだ実行している限り、データは失われません。

Magic xpiのワーカを実行しているPCに障害が発生した場合、エンジンまたはワーカの障害に対する回復メカニズムが起動されます。これらのメカニズムについては、以下に詳細があります。

エンジン/ワーカの障害

Magic xpiエンジンまたはワーカのうちのどちらかが予期せずアボートした場合、リカバリメカニズムは3つの部分を伴います。

トリガが起動されると、リカバリメカニズムは以下の通りに動作します。

リカバリポリシーを選択しない場合は、デフォルトは None になります。

MgxpiServer.EXEの障害

フローに設定された FlowTimeoutGraceTimeのタイムアウトが超過した後で、関連するMgxpiServer.EXEファイルは、同じルートフローシーケンスID(FSID)を提供するすべての関連したワーカを終了します。次にルートフロー上に定義されたルートフローのタイムアウトポリシーを実行します。

Magic xpiサーバがステータスの報告に失敗しているが、MgxpiServer.EXE の処理がまだ実行している場合、MgxpiServer.EXEの処理は定義済みの猶予期間の後に終了されます。猶予時間は、状況に応じて 20〜120秒の間になります。次に、GSAは、Magic xpiサーバを置き換えるために新しいエンジンを再起動させます。Magic xpiサーバが異常終了した場合のリカバリポリシーは、初期設定をもとにしてMagic xpiサーバを起動することです。サーバの異常終了によって終了したスレッドは、それらのリカバリポリシーに従って回復されます。

HTTPトリガ

Mgreq.iniファイルに設定されている RequesterTimeoutSecは、HTTPトリガのタイムアウトを定義します。RequesterTimeoutSec が異常終了したフローのリカバリポリシーを実行するためにかかる時間より短い場合、回復処理は実行されません。

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