Home > コンポーネント シリーズ > SAP Business One > SAPB1 - エラー処理

SAPB1 - エラー処理

Magic xpiサーバの フローマネジャーは、ステップの実行中にエラーを監視します。SAPB1コネクタのステップでエラーが発生すると、エラーハンドラが起動されエラーを処理します。

ステップ内の最初のエラーでステップの実行は停止します。ステップに複数のメソッドが定義されている場合、一つのメソッドでエラーが発生するととそれ以降のメソッドは実行されません。

SAPB1コネクタのためのエラーコードを以下に示します。Magic xpiの一般コンポーネントエラーも SAPB1コネクタで使用できます。コードは呼び出しプログラムのエラーコードパラメータ内でMagic xpiサーバに返されます。

エラーコード

説明

1001

接続プロセス:カンパニーデータベースに接続できません。

このエラーは、極めて希なものです。これは、既知のエラーが発生しなかったにもかかわらず、セッションが開かないことを意味します。

1003

切断プロセス:カンパニーデータベースからの切断ができません。

このエラーは、極めて希なものです。これは、切断処理に問題があることを意味します。

1005

SAPB1 エラー<エラー番号> : <エラー内容>

SAP Business Oneへの接続性は、データインターフェース・アプリケーションプログラミングインターフェース(DI API)を使用しており、2つのフェーズを含んでいます。

  1. DI APIへの接続性

  2. データと実行におけるSAP Business Oneの承認

このエラーが返された場合、第一段階が正常に終了したことを意味します。エラーはSAP Business Oneのエラーです。そして、これが発生した原因には、いくつかの可能性があります。

  • (-1)重複キー …… multi-addオプションを使用するしてこのエラーが発生した場合、障害の原因となった配列内でBOの番号が取得されます。たとえば、5BPsを追加しようとして、3番目のものがすでにある場合、2番目のBO(インデックスは0ベース)へのポインターとして1005+(B1s-1)を取得します。

  • (-8008) …… OBSCommonという名前が付けられたDBユーザに関する問題があります。この場合、そのユーザを再作成する必要があります。

  • (###) …… 為替レートが設定されていません。SAP Business Oneにドキュメント(受注書 、請求書など)を追加すると、ドキュメント日付に対する為替レートを設定しなければなりません。為替レートの更新を自動化することができる2つの新しい方法が追加されました:SetExchangeRateGetExchangeRateです。

1006

内部エラー<エラー番号> : <エラー内容>

このエラーは、(上述した)第一段階が失敗したことを意味します。

エラーと発生原因について理解するための基本原則は、以下の通りです。

  • エラー3/13 …… 説明で挙げた方法を呼び出すときに、DIがクラッシュして、セッションがもはや開いていないことを意味します。説明の最後に、“セッションは、クローズしました”が表示されます。

  • XMLインターフェースで追加アクションを使用するとき、"GetBusinessObjectFromXMLメソッドの呼び出しに失敗しました”が表示されます。これは、XMLが間違った構成内で作成/取得されたことを意味し、その単純なノードのうちの1つに有効でない値が保持されています。詳細は、ここを参照してください。

1007

不明/非サポートデータオブジェクト: <データオブジェクト名>

このエラーは、通常、コネクタがその内部のメタデータ(SAP Business One Metadata(V2.5 SP2まで)またはSAP Business One Metadata2(V2.5 SP2以降)と呼ばれています)を探し出せなかったことを通知します。

1008

Magic xpiの SAP Business One アダプターがライセンスされていません。

Magic xpiを起動するために使用したライセンスは、有効なSAP Business Oneライセンスでありません。

1009

XMLから必須パラメータ取得に失敗 (パラメータ <パラメータ名>)

オブジェクト(このエラーは、このインターフェースだけで発生します)を更新したり、削除したりする際にXMLインターフェースを使用するとき、ユーザは合成QueryParamsの単純要素に値を入力しなければなりません。ユーザがこの要素内に値を入力しないとこのエラーが発生します。

1010

接続が見つかりません <接続名>

このエラーは、リソースを見つけ際にエラーが発生したことを示しています。

1011

照会失敗

照会処理から、エラーメッセージが返されました。

1012

Magic xpiの SAP Business One コネクタ数がライセンスで許可されているデータベース接続数を超えています。<Server_DBName> データベースにアクセスできません。

SAP Business Oneのライセンスには、データベースに接続可能な数が含まれています。Magic xpi SAP Business Oneコネクタがこの接続数を超えると、このエラーメッセージがは返されます。

1013

ストアドプロシージャー 'Magic xpi_notification' が <ServerName_DBName> データベースにありません。

"Magic xpi_notification"ストアドプロシージャーが見つからない場合、このエラーメッセージが返ります。

1014

<ServerName_DBName>データベースの'SBO_SP_TransactionNotification' ストアドプロシージャーに 'Magic xpi_notification'ストアドプロシージャー へのリファレンスがありません。

このエラーは、"ibolt_notification"ストアドプロシージャーがこのコンテキスト内に存在しないことを示しています。

 

オブジェクト追加のためにXMLインタフェースを使用中にエラーが発生した場合、XMLファイルが返されます。エラーフローがオブジェクトごとに起動され、もしエラーが起きると作成されていたXMLがエラーフローに渡されます。

これによりなぜ特定のエラーが起きたのかよりくわしく理解することができます。

関連トピック: