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Start.xml

start.xml 設定ファイルは([ビルド]メニューからの)ビルド処理によって、ファイルが存在しない場合だけ、Magic xpiスタジオで作成されます。このファイルは、プロジェクトが実行される時に使用されます。ファイルは、Magic xpiのインストールフォルダに配置されます。

start.xmlファイルは、各プロジェクトに対応したセクションが含まれています。これらのセクションは、各プロジェクトがどのようにグリッドに配備されるか、どのサーバで実行するか、どれくらいのエンジ、ワーカーそしてトリガがプロジェクトに含まれているかを定義しています。プロジェクトが現在実行していない場合、開始された最初のMgxpiServer.exeはMagic Spaceにプロジェクトのメタデータを読み込ませ、プロジェクトの実行状態を設定する役割を果たします。追加サーバはどれも、ワークフォースに参加するだけです。

start.xmlファイルを修正(NotePadやXMLエディタなどの外部のエディタが利用できます)して、プロジェクトエンジンの開始をコントロールすることができます。各プロジェクトのために複数のMagic xpiエンジンを起動し、実行エンジン内のどのグリッドを使用するかをコントロールするためにファイルを設定することができます。一つの開始処理から複数のサーバで複数のプロジェクトを開始することもできます。

プロジェクトが開始されるように指定されたとき、Startリンクやデバッガ、そしてモニタは、すべてstart.xml を参照します。

StartProjectFileNameフラグで定義されているように、ファイルのデフォルト名はstart.xmlです。これは、Magic xpiのルートフォルダに位置付けられたテンプレートに基づいています。start.xmlファイルの例を参照するには、ここをクリックしてください。

以下の設定を行うことができます:

  • 単一サーバ+単一エンジン+複数ワーカ

  • 単一サーバ+複数エンジン+複数ワーカ

  • 複数サーバ+複数エンジン+複数ワーカ

start.xmlファイルには、以下の設定パラメータが含まれています:

パラメータ

説明

ProjectsDirPath=

プロジェクトの、ディレクトリ・パスです。2つの異なる方法でこのパラメータを使用することができます:

  • すべてのサーバで一つのプロジェクト位置を定義する。

  • 現在のサーバの配下で指定したサーバのために指定した位置を定義する。

Server host=

このフラグは、このサーバがどのホストで実行するかを定義します。

ホスト定義は、IPアドレスまたはホスト名で指定できます。

alternateHosts=

このフラグは、主要なホストが利用できなかったり主要なホストへの開始手続が失敗した場合に、代替のサーバを定義するオプションを提供します。詳細は、ここをクリックしてください。

Since version: 4.1

NumberOfWorkers=

このフラグは、サーバが読み込むjワーカの数を指定します。

異なる複数のスレッドを異なるMagic xpiサーバに設定することができます。

NumberOfWorkers=0 の場合、ワーカなしでサーバを起動します。例えば、サーバがトリガをリッスンするだけの場合です。

常時フローを実行するワーカの数は、ライセンス内でのスレッド数によってバインドされます。

このフラグの値は、負数を指定できません。

デフォルト値は10です。

NumberOfInstances=

まったく同じ環境で実行する複数のサーバが必要な場合、start.xml内の一つのサーバセクションを定義することができ、このフラグで実行するサーバの数を指定できます。

デフォルト値は1です。

サーバの性能に影響するさまざまな要因の詳細については、ここをクリックしてください。

Triggers load=

このフラグは、プロジェクトが開始する時、プロジェクトのトリガがサーバ毎にアクティブに設定されるかどうかを定義します。フラグは、True(デフォルト)またはFalseのどちらかに設定してください。

特定のプロジェクトを処理するために複数のサーバを読み込む場合、各サーバがトリガを処理する必要はまったくありません。特定のサーバがトリガイベントをリッスンし、他のサーバでは行われません。

これは、Web ServiceのトリガとHTTPトリガには関連しません。

どのトリガが各サーバ上で動作するかを定義することもできます。詳細は、ここをクリックしてください。(Since version: 4.1)

Scheduler load=

このフラグは、プロジェクトが開始される時に、プロジェクトのスケジューラ・サービスがサーバ毎に有効にするかどうかを指定します。フラグは、True(デフォルト)またはFalseで設定します。

1つのサーバだけがスケジューラを読み込む必要があります。それ以外の場合、重複スケジュールの通知を受け取ることになります。

AutoStart load=

このフラグは、サーバ起動時にプロジェクトの自動スタート・フローを実行するかどうかを指定します。フラグは、True(デフォルト)またはFalseで設定します。

Magic xpiは、自動起動フローがすでに実行していることを識別し、サーバがクラッシュして再起動した場合、再起動されません。

データベーステーブルを初期設定するフローがある場合、読み込まれるサーバの全てが読み込み時にテーブルを初期設定してほしくないでしょう。

このフラグを特定のサーバホストの配下で Trueと設定しても、自動起動のフローは異なるサーバホストで代わりに動作するかもしれません。

 

  • start.xmlファイルには、PCのホスト名が保存されています。異なるPCにプロジェクトを配備する場合、新しいプロジェクトの位置とホスト名を一致させるためにstart.xmlファイルを修正しなければなりません。一旦ファイルを削除して、プロジェクトを作り直すこともできます。

  • プロジェクトをビルドまたはリビルドすると、そのプロジェクトのstart.xmlファイルがすでに存在している場合、ファイルの内容は上書きされません。それを回避するには、magic.iniファイルの[MAGIC_IBOLT]セクションのフラグ OverriteStartXMLFile をNoにしてください。

 

1台のPC上のサーバに複数のインスタンスを動作させるビデオデモンストレーションを参照する場合は、ここをクリックしてください。