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環境変数

環境変数は、外部のIT環境特性をMagic xpiプロジェクト内で使用する場合に定義します。環境変数を実際のファイル名の代わりに作成することで、開発環境から運用環境へのスムーズな移行を可能にしています。

環境変数は、これを物理的ストレージメディアやOSの命名規約などから独立してフロー要素の変数を作成することにより実現しています。例えばデータベースに対して環境変数を使用することができます。そしてMagic xpiのダイアログボックスにデータベース情報を入力する場合、実際のデータベース名ではなく環境変数を入力します。

Magic xpiは、[設定]ダイアログボックスの[汎用環境]セクションの設定値に従い実行時に環境変数を変換することにより高い移植性を維持しています。これらの値は自動的にMagic xpiの設定ファイルに反映されます。環境変数の変換は実行時に変更することができますが、通常は固定値として使用されています。 

環境変数は、他の環境変数内で(ネスティングされた環境変数として)使用することができます。

例えば、currentprojectdir環境変数があり、projectssl という環境変数を含んでいます。 projects環境変数は、Magic xpiの環境変数(project = %Magicxpi%projects%sl%)として変換されます。

Magic xpi4.5では、ifs.iniファイルはタジオと実行エンジンの両方でMagic.iniファイルに優先します。Magic xpi4.1以前は、Magic.iniファイルはスタジオで優先し、ifs.niiファイルは実行エンジンで優先していたため、両方のファイル内で環境変数を定義しておく必要がありました。

環境変数がプロジェクトのMagic.iniファイルとそのifs.iniファイル内に存在している場合、Magic xpiスタジオはifs.iniファイル内の変数のの値を使用します。環境変数がプロジェクトのifs.iniファイルだけに存在している場合、それはプロジェクトで利用できます。

最善の方法:

動的挙動が必要で式を使用することができない場合のみ、環境変数を明示的に使用してください。

 

プロジェクトのサーバは、すべて同じ環境変数を共有しなければなりません。これらの値は、Magic.iniファイルから各プロセスによって読み込まれ、スペースでグローバルに管理されません。

環境変数を使用することにより、Magic xpiスイートのWindowsベースの開発環境から、別のOSの実行環境への移行がMagic xpiサーバを使用するだけで簡単に行う事ができます。この理由は以下の通りです。

環境設定

[設定]ダイアログボックスの[環境]セクションで、容易に環境変数を割り当てることができます。ここの値は、フロー要素の実際の名前の代わりに使用されます。環境変数をデータベースやファイル、フォルダ、および統合フロー内で使用された他のほとんどの要素に割り当てることができます。

環境変数は、現在のリソースファイル内に保存されます。

環境変数と複数プロジェクト

複数のプロジェクト環境で動作させることは、環境変数の定義に影響します。プロジェクト用の環境変数を定義している場合、[設定]ダイアログボックスの[環境]セクションで変更するたびに[保存]ボタンをクリックする必要があります。(プロジェクトフォルダ内の)プロジェクトのためにifs.iniファイルの名前と位置を入力すべき場所で、[保存]ダイアログボックスが開きます。

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