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変数

Magic xpiでは、プロジェクトやフローで使用する変数を定義できます。変数とは、フローの条件に基づいて変化する項目を表す任意のタイプのデータを指します。顧客の名前は条件に基づいて変化するため、Customer_Name は変数になる場合があります。変数はフローロジックを作成するために使用されます。

Magic xpiは、以下のタイプの変数をサポートしています。

様々な変数リポジトリは、フローコンポーネントにデータアイテムを保存したり取り出したりするストーレッジエリアです。これらは、フローロジックを管理したりデータをコンポーネントから別のコンポーネントに移動するために使用することができます。

変数リポジトリでは、以下のようにすることで[リファレンス検索結果]ダイアログボックスを開くことができます:

これによって、選択された変数がMagic xpi内でどのように使用されているかを検索することができます。探索文字列を含む最初の変数を見つけるためにこの機能を使用することができます。検索は、名前説明のカラムのみの文字を対象に行われます。

変数を削除しようとする前に使用されていないことを確認してください。リファレンス検索ユーティリティを実行することでこれを行うことができます。

変数は以下のプロパティが含まれています:

プロパティ

説明

名前

変数名。大文字小文字の区別はありません。

変数名には、次の文字を含めることができません: [スペース] ~ ` ! @ # , % ^ & * - = + ( ) { } [ ] | " ? / \  < >  ;  複数のドット(.)。

実行するには、変数名は英語またはOSの言語に対応する必要があります。

変数名の長さは、30文字です。しかし、Magic xpiがを各変数名に接頭辞(例えばF.、C.またはG.)に追加するため、実際の変数の最大サイズは28文字になります。

全ての変数タイプで名前を変更する場合は、リファレンス検索ユーティリティを使用してその変数がどこで使用されているか確認する必要があります(変数がEnvVal関数で使用されている場合に限って、環境変数に対するリファレンス検索はサポートされます。)。この操作はフローをメモリにロードし、全体的な名前変換を可能にします。

変数をリネームすると、以下の場所の変数名が自動的に変更されます:

  • 以前に開かれていて、変数を使用した式が含まれている式エディタ。

  • 開かれいて、変数が含まれているか、変数を使用した式が含まれているステップ特性。

  • 変数を含むステップ上の条件。

  • 送り元または送り先に変数が定義されたデータマッパー。

変数をリネームしても以下の場所では変数名は自動的に変わりません。

  • UDS

  • ODS

  • 変換テーブル

説明

変数の簡単な説明

タイプ

データタイプ。ドロップダウンリストから以下のいずれかを選択します。

  • Alpha

  • BLOB

  • Date (参照: データタイプ変数の更新)

  • Logical

  • Numeric (数値型変数は、小数点以下を含めて17桁までの数値です。小数点も数字として扱われます。負数の場合は、Nが接頭辞として数値に追加されます。)

  • Time

  • UDSモデルをUDSリポジトリで定義した場合、それらはフロー変数タイプ(フロー変数リポジトリの[タイプ]カラム)に追加されます。

  • 変数のタイプを変更した場合、Flow Dataユーティリティとデータマッパーの接続内でのみ自動的に変更されます。変更された変数を他の場所で使用または選択すると、チェッカーがミスマッチエラーを返します。

各データタイプは、格納エリア内の情報へのアクセスを可能にするユニークキー(名)を持っています。データタイプへのアクセスは、ユーザ定義文字列によって可能になります。

データタイプを変更すると、フローを読み込んだりチェックアウトしない限り、現在それを使用している式では変数名は更新されません。

長さ

変数の最大長

デフォルト値

変数のデフォルト値。以下の設定が可能です。

  • 変数には、文字列を自由に入力できます。

  • をクリックし式エディタを使用してデフォルト値を作成できます。

式は、既存の式の計算規則を使用して各変数のために順々に計算されます。

  • 式エディタを使用して変数を含むデフォルト値を定義する場合、グローバル変数または環境変数のみ使用することができます。

  • デフォルト値としてハードコーディングされた文字列を使用する場合、英語とOS上の言語だけがサポートされます。(Since version: 4.5).

式でグローバル変数とローカル変数を区別するためにMagic xpiは自動的に変数に接頭辞を付与しています。以下が接頭辞です。

  • F …… フロー変数

  • B  …… ビジネスプロセス変数

  • C …… コンテキスト変数

  • G …… グローバル変数

  • P …… PSS 変数

  • O …… ODS 変数

  • U …… UDS 変数

これらの接頭辞は自動的に追加されるため、変数名のみ入力します。しかし、式を編集したい場合、適切な接頭辞も入力しなくてはなりません。