モバイルデバイス用のフォーム

フォームタイプ

すべてのフォームは定義上モーダルウィンドウになります。モーダレスなウィンドウはありません。そして、フォーカスは開いているウィンドウ間で移動することはできません。デフォルトでは、デバイスの画面全体が自動的に拡張されます。フォームの全ての位置とサイズの設定は無視されます。

デバイスの制限により、クライアントは並行プログラムをサポートしません。

ポップアップフォーム

[フォーム特性]の[ポップアップ]特性が「Yes」に設定された場合、ポップアップウィンドウ(フルウィンドウではない)としてフォームが表示されます。

ポップアップウィンドウは、ウィンドウを開くプログラムを呼び出すことができません。

ポップアップウィンドウの表示位置はフォームの[開始位置]特性によって以下のように定義されます。(iOSのサポートバージョン:2.3、Androidのサポートバージョン:2.5

iOS の場合

ノート:

各アプリケーションは、セッションが継続している間はオープンし続けるフルスクリーンが少なくとも一つはあるように開始する必要があります。もちろん、追加フォームをオープンすることもできますが、この最初のフルスクリーンを閉じると、アプリケーションは終了します。

フレーム形式のフォームはサポートしておりません。

 

サポートバージョン:

2.3

フォームのスクロール

大きなフォームでは、画面にスクロールバーが表示されます。そして、画面をスワイプするとフォームがスクロールされます。

ノート:

  • [テーブル]コントロールでの水平スクロールはサポートされません。

  • iOS の場合、複数行対応のコントロール上での水平スクロールはサポートされません。

 

[位置]特性の使用を推奨します。これによってコントロールがフォームに適合し、スクロールしないようになります。

配置

異なるデバイスの解像度や画面の向きに対応するために、RIAクライアントには、配置メカニズムが独自の方法で実装されています。

配置メカニズムは「フルスクリーン」のフォームのみに関連して、以下のように動作します。

フォームのサイズ

RIAクライアントは、フォームのスクロールと配置をサポートしています。しかし、(iPhoneとiPadのような)画面サイズが異なるデバイスで実行させる必要のあるアプリケーションを開発する場合、表示させるコントロール数を各デバイスで異なるように、個別のフォームを開発することを推奨します。

配置の設定は、各フォームタイプ毎に行わなければならないため、各タイプに対して異なるデバイスを使用することができます。

フォームの[寸法単位]として「センチ」を使用する場合、タイトルバー を表示した状態でのフル画面のフォームの幅と高さ値は以下の通りになります。

仮想キーボードが表示される場合は、それぞれ、5.0x3.5、5.0x4.5 程度になります。

仮想キーボードが表示される場合は、14.7x12.3 程度になります。

ノート:

iOSでは、以下の理由で、画面はコントロールの大きさに余裕を持たせて設計してください。

  • やや大きめにコントロールが表示されます。

  • コントロールのサイズが小さいと、タップで扱いにくい。

フォームの傾き

Androidデバイスでは、表示フォームの[画面の向きを固定]特性で「P=ポートレート」または「L=ランドスケープ」に設定することによって、傾きをロックさせることができます。

サポートバージョン:

2.5

フォームのアニメーション

モバイル上で、フォームの[開始アニメーション]/[終了アニメーション]特性を使用することでフォームの開始/終了のアニメーションを定義することができます。

サポートバージョン:

2.5