INIPut

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MAGIC.INI ファイルの環境設定値を更新

MAGIC.INI ファイルの環境設定値を更新します。

構文:

INIPut(ファイルのエントリ, 強制書込)

パラメータ:

ファイルのエントリ…文字列で、MAGIC.INI ファイルのセクションとパラメータと値を指定('[セクション]パラメータ=値'の形式)します。パラメータの値は、指定した値に更新されます。

強制書込 … 論理値

マルチスレッドで動作するMagicアプリケーションサーバでは、MAGIC.INI ファイルは、別々のメモリ領域内にあるそれぞれのコンテキストに格納されます。このパラメータを「False」にすると、更新した内容は、MAGIC.INIのローカルコピーのみに書き込まれます。マルチスレッドサーバでは、実行中スレッドのみに変更内容が反映されます。

このフラグを「True」に設定すると、INI更新は、物理的なMAGIC.INIファイルに書き込まれます。新しくロードされたスレッドでは、MAGIC.INIコピー内に新しい修正が反映されます。

戻り値:

論理値… 処理に成功した場合「True」が返ります。

例:

INIPut('Owner=John, Century=1920','FALSE'LOG)

 

現在のオーナーが「John」に、西暦基準年が「1920」に設定されます。

注意事項:

  • セクションが指定されない場合は、デフォルトの[MAGIC ENV]セクションのパラメータとして処理されます。

  • [動作環境]ダイアログの[MAGIC.INI 常駐]パラメータを「Yes」にしておくと、処理速度が向上します。

  • INIファイルを常駐に設定している場合、常に強制書込パラメータの値が「False」であると見なされます。

  • [ファイルのエントリ]パラメータは、大文字と小文字が区別されます。指定したエントリがなかった時には、そのエントリが挿入されます。

  • アプリケーションのグローバルデータを扱うことができます。アプリケーションのデータを更新する場合、ユーザごとにMAGIC.INIファイルを用意します。複数のユーザで情報の共有や更新を行うグローバルデータやカウンタの場合は、標準のデータベースに格納してください。

  • Magic.iniファイルの内容は、実行している各コンテキストが個別のメモリ領域を使用して格納されます。ただし、強制書込フラグを'TRUE'LOGに設定することで、特定のコンテキストから実行されたINIPut関数によってMagic.iniファイルを更新することができます。

  • Magic.iniファイルに追加情報を設定する場合はカンマが使用されます。このため、カンマを値として設定したい場合は、カンマの前に「\」を追加してください。
    例:INIPut('[HELLO_TEST]aa=1\、2'、'TRUE'LOG )

  • リッチクライアントタスクで、(INIPut関数を使用して)論理名を変更した場合、変更結果は次のアプリケーション起動時に反映されます。オンラインタスクの場合は、即時に反映されます。

 

INIPut(<assignment>,<force write>)(default - N)

関連項目:

INIGet, INIPut関数の動作