アクセスモード

マルチユーザ環境 > テーブルモード

アクセスモードとは、テーブルに対する処理の方式をいいます。テーブルに対するアクセスモードは事前に設定しておくことができ、この設定にしたがってアクセスが実行されます。設定されているモードは、Magicに内蔵されている自動システムマネージャにより識別され、その結果、実際のアクセスが実行されます。ただし、2 つの処理(タスク)が同時に実行され、各処理で矛盾を起こしても、その状態は自動システムマネージャには認識されません。

例えば、処理Aがテーブルに対して読込専用アクセスを実行し、同時に、処理Bが同じテーブルに対して読込/書出のアクセスを実行したとします。

上記の場合、矛盾が発生しますが、この矛盾はシステムマネージャには認識されません。つまり、処理A がテーブルのレコードの数をカウントするという内容の場合、処理B によりレコードの内容が変更されても、処理A のカウントには影響ありません。一方、処理A の内容が数値計算だった時には、処理A と処理B では矛盾が起こりるため、どちらかの処理を制限することが必要になります。この矛盾は、繰り返しますが、システムマネージャでは認識されないため、アクセスに関して何らかの設定を行うことが必要です。Magicでは、この設定を「共有モード」と呼んでいます。