レコード前

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[レコード前]では、レコードがディスクから読み込まれてから、ユーザが対話処理を始める直前までに実行される各レコードに対する初期化処理を定義します。[レコード前]には、レコードの初期設定段階で使用される処理コマンドを定義します。

レコードループ

オンラインタスクやブラウザタスクではユーザが参照している各レコードについて、以下に説明する「レコード初期化」処理が実行されます。また、バッチタスクでは、処理対象となる全レコードについて、[データビュー]エディタのメインソース定義の[インデックス]特性で指定されたインデックスの順番あるいは[ソート]テーブルに指定された順番で、最初のレコードから最後のレコードまで、1レコードずつ処理が実行されます。

  1. データビューの最初のレコードに位置付け、レコードを取得します。

注意:

オンラインタスクでは、レコードが見つからない場合、作成モードでタスクがオープンされます。[タスク特性]の[登録]特性が「Yes」に設定されている場合のみこのように動作します。「No」の場合は、タスクは終了します。

  1. [代入]特性はすべての変数項目で評価されます。タスクが登録モードの場合、カラムの[代入]特性も評価されます。

  2. データソースに対するすべてのリンクが、現在のレコードに対して実行されます。

  3. [タスク特性]の[チェック時期]特性が、「B=前置」に設定されている場合、Magicは[タスク終了条件]特性を評価します。

  4. レコードループが実行されます。つまり、この時点からデータソースカラムを処理することができます。

  5. [レコード前]ロジックユニットの処理コマンドが実行されます。

参照