Magic V10は、タスクロジックとデータビューのエディタが個別に用意されていますが、V9Plus以前までサポートされていたレコードメインの互換機能が提供されています。
Magic V9PlusのアプリケーションをVer10のプロジェクトに移行すると、レコードメインは[RM互換]ロジックユニットに変換されます。ここではロジック(処理コマンド)が、V9Plusのレコードメインと同じように定義することができます。
このロジックユニットは、[データビュー]エディタで入力されたデータ項目の全てが表示され、そのデータ項目の間にロジックを定義することができます。ただし、ここでデータ項目を定義することはできません。
この機能を有効にするには、MAGIC.INIファイルの[MAGIC_SPECIALS] セクションで以下のように設定してください。
この設定を行った後、Magicを再起動すると、新規に作成されたタスクでRM互換が有効になります。
このロジックユニットは以下の動作します。
[データビュー]エディタで定義されたデータ項目が自動的に作成されます。また、[データビュー]エディタでの変更内容が同期を取って更新されます。
コントロールに対するタブ順序は、ロジックユニットに表示されるデータ項目の順番になります。
オンラインタスクには、1つの[RM互換]のみ定義できます。ブラウザタスクやバッチタスクでは無効です。
Magic V9Plusアプリケーションを、Magic Ver10のプロジェクトに移行すると、[ロジック]エディタに[RM互換]として変換します。この変換処理には、SpecialRMCompatibleLogicフラグの設定は不要です。
[RM互換]では、V10の新機能である、[ブロック]処理コマンドの「While」オプションが指定できません。
項目の参照定義は、ユーザでは定義できません。[クロスリファレンス]ユーティリティでは、この参照定義を検索することができません。
参照