この特性では、タスク実行を開始する時の処理モードを定義します。
実行モードはエンドユーザがプログラムの実行中に変更することが可能ですが、エンドユーザが変更可能な実行モードを制限したい場合には、[オプション]タブで設定することができます。
実行モードを式で定義することで、動的に指定することもできます。
[並行実行]特性が設定されている場合、[初期モード]特性が「A=親と同じ」に設定していると、構文チェックでエラーになります。
[メインソース]がXMLファイルの場合、全ての初期モードが指定できます。詳細は、「XMLの初期モード」を参照してください。
以下のモードが指定できます。
モード |
エンドユーザが行うことができる処理 |
ブラウザタスクとリッチクライントタスクでの有効性 |
M=修正 |
既存のレコードの変更。 バッチタスクの場合、レコードに変更が無くてもデータベースの更新が行われます。 |
Yes |
C=登録 |
新しい行の作成。 |
Yes |
D=削除 |
データビューの全行削除。 バッチタスクの場合にのみ使用できます。 |
No |
Q=照会 |
カーソルキーやマウスによる、行全体およびカラム全体のスキャン。 ユーザ入力は、[照会モード位置付]オプションが「Yes」に設定されている場合にのみ可能です。 バッチタスクの場合、読み取り専用の処理を実行するため、データソースの[アクセス]モードを「R=読込」にしてください。 |
Yes |
P=親と同じ |
実行時にモードがその親のモードと同一になるタスクまたはプログラムの実行。 実行時におけるタスクモードが「親と同じ」になっているプログラムが、メニューなどから直接起動された場合は、「Q=照会」と同じになります。 |
Yes |
L=位置付 |
値または式(あるいはその両方)によって定義された特定の行を位置付。 |
No |
R=範囲 |
範囲の上限/下限値または式(あるいはその両方)によって定義された範囲での行の読み込み。 |
No |
K=インデックス |
メインソースのインデックスを変更し、変更後のインデックスに基づいたビューの処理。 |
No |
S=ソート |
指定された条件によるソート処理。 エンドユーザによって定義されたソート条件は、一時インデックスを作成し、タスク処理中にタスクのインデックスに追加します。 |
No |
F=入出力ファイル |
タスクに定義されている入出力ファイルを変更し、指定された出力先(ディスクファイル、コンソール、プリンタなど)に転送。 このモードは主にバッチタスクで使用されます。 |
No |
O=オプション |
オプションメニュー(実行を確認するためのダイアログ)が表示されます。この時点で[オプション]メニューより実行モードを指定することができます。 これはバッチタスク用です。 |
No |
E=式 |
[初期モード(式)]特性に式を指定します。この式は、実行時に動的に評価され、初期モードを決定します。 |
Yes |