Magic uniPaaSには、物理および遅延トランザクションモードの概念が導入されています。両方のモードでのMagic SQLゲートウェイのデフォルトの動作は次のとおりです。
物理トランザクションモード
ODBCを除くSQLゲートウェイでは、デフォルトのロック方式として物理ロックが使用されます。
ODBCでは、トランザクションモードに関係なく、常に論理ロックが使用されます。
遅延トランザクションモード
全てのSQLゲートウェイで、ロック方式として論理ロックが使用されます。
レコードは、データの整合性を確保し、各ユーザに共通のビューを提供するためにロックされ、一方では最大の同時実行性を実現します。ロックすることにより、ユーザが参照したり修正したりしている時に、レコードが変更されることを回避できます。ロックは、ほかのユーザがレコードを読み取ることさえできないように排他的にすることも、修正することはできなくても、ほかのユーザがレコードを読み取ることができるように共有にすることもできます。
トランザクションとロックは、RDBMSで密接に関連しています。SQLデータベースはマルチユーザ環境で実行されるので、無計画なロックによって、ユーザのアプリケーションへのアクセスが極端に制限されてしまうことがあります。全てのRDBMSでは、さまざまなロックのレベルを設定できます。
ISAMでは、更新の際にレコードがロックされ、更新が完了するとすぐに解放されます。RDBMSでは、トランザクションの開始時には必ずロックが行われ、COMMITまたはROLLBACK処理コマンドによってのみ解放されます。
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