詳細

 

特性

内容

データ

データは、データ項目(値)または式として指定します。

項目

[データ]特性で指定されたデータ項目の名前を表示します。

コントロール名

コントロールの名前を指定します。クラス0フォーム内に定義されたコントロールに名前を付けると、関数や[コントロール]ロジックユニットで参照することができます。

[コントロール名]特性は30桁に制限されます。末尾の空白は自動的に削除されます。[フォーム]エディタ内のコントロールのコピー処理では、この特性はコピーされません。

書式

[プッシュボタン]コントロールの書式を指定します。ここで変更できるのは、現在のフォーム表示の形式だけです。初期設定値は、[項目]特性の設定から継承された書式になります。[式]エディタにズームして、コントロールの書式を表す式を入力することもできます。

選択したデータ項目または式の型です。データ項目を設定した場合、この値は変更できませんが、式を設定した場合は変更できます。

ボタンスタイル

P=プッシュボタン

デフォルトのWindowsプッシュボタンデザインが使用されます。

I=イメージボタン

[データ]特性または[デフォルトイメージファイル名]特性において指定されたイメージファイルが表示されます。このイメージファイルには、「ボタンにフォーカスがある時」、「選択した時」、「無効にした時」、「デフォルト」の4つのイメージを含めておく必要があります。

このイメージは、([動作環境]の[プッシュボタン用イメージ数]の設定によって)プッシュボタンの4つまたは6つの異なる状態(パーク、選択、無効、通常、さらに6つの場合は、ホットトラックとホバリング状態)のイメージを含めておく必要があります。

実行時、Magic uniPaaSは、4または6つのどちらのイメージで表示するかを決定します。イメージファイルの名前は、[データ]特性に指定されたデータ内に入力するか、式で指定しなければなりません。[デフォルトイメージファイル]特性は、開発時でのみ有効です。

H=ハイパースタイル

この設定にすると、プッシュボタンは下線付きテキストとして表示されます。

T=イメージ上のテキスト

実行時に[データ]特性で指定されたイメージファイル名と、[書式]特性で指定されたテキストを組み合わせてボタンを表示します。このオプションを指定した場合、ボタンのテキストは[書式]特性で指定します。また、ボタンのイメージは[データ]特性や[デフォルトイメージファイル名]特性に定義されたファイル名が表示されます。このオプションを使用することで以下のような利点があります。

  1. イメージファイルを変更しないでテキスト表示のみを変更することができます。

  2. [フォント]特性や[色]特性によってテキスト表示のフォントと色を変更できます。

指定するイメージの構成は、イメージボタンと同じように4(または6)種類の同じサイズのイメージを水平に並べたものにする必要があります。テキストは、センタリング表示されます。

開発時は、[デフォルトイメージファイル名]で指定されたファイル名でイメージ表示されます。

デフォルトイメージファイル名

[ボタンスタイル]特性が「I=イメージボタン」か「T=イメージ上のテキスト」の時に指定します。プッシュボタンとして表示するビットマップファイル名を指定します。    

パラメータ

ここには、イベント発行時に、[イベント]ロジックユニットに渡すパラメータを定義することができます。イベントに渡すパラメータの数がここに表示されます。ここからズームすると[パラメータ]テーブルが表示され、必要なパラメータを設定することができます。

[プッシュボタン]によって発行されるイベントは、ウェイト=Noとして動作します。このため、パラメータを戻り値として使用することはできません。

実行イベント

エンドユーザがボタンを選択した時に実行される内部イベントを指定します。[イベント一覧]にズームしてイベントを選択します。

以下のイベントは、定義できません。

  • ボタンを押す

  • クリック

  • コントロールヒット

実行元

イベントがどこで実行されるかを指定します。指定できるオプションは以下の通りです。

  • C=コンテナタスク(デフォルト) …… プッシュボタンが定義されたタスクでのみイベントが実行されます。

  • T=フォーカス上のタスク …… プッシュボタンが別のタスクに定義されていても、  フォーカス内の(サブ)タスクでイベントが実行されます。[パーキング可]特性が「No」の場合のみ有効です。「Yes」の場合、[実行元]特性は無視され、イベントはコンテナタスクで実行されます。

コンテキストメニュー

コントロール上で使用されるコンテキストメニューを指定します。この特性には、9999までの数値を入力することができます。存在していないメニュー番号を入力した場合、「0」にリセットされます。ここからズームして、[メニュー一覧]にアクセスできます。

式でメニューを指定することもできます。この式は再計算され、コンテキストメニューの表示要求がある度に評価されます。実行時、式は[メニュー一覧]内のメニュー番号として評価されます。

ドラッグ許可

同じMagicアプリケーション間でのコントロールからコントロールへのデータのドラッグ処理や、同一PC上のMagic uniPaaS以外のアプリケーションとの間でのデータのドラッグ処理を可能にします。

このコントロールからコピーされたデータは、[ドラッグ開始]イベントによるロジックユニットによって意図的に設定されるか、Magicエンジンにより自動的に設定されます。

注意:

ここに設定された式は、タスク起動時にのみ評価されます。

ドロップ許可

同じMagicアプリケーション間でのコントロールからコントロールへのデータのドロップ処理や、同一PC上のMagic uniPaaS以外のアプリケーションとの間のデータのドロップ処理を可能にします。

このコントロールへのデータのコピーは、[ドロップ]イベントによるロジックユニットによって意図的に行われるか、Magicエンジンにより自動的に行われます。

注意:

ここに設定された式は、タスク起動時にのみ評価されます。