[特性]タブ

[特性]タブでは、メニュー項目に対するアクセス権を割り当てることなどができます。[メニュー特性]ダイアログの[権利]に入力した番号によって、各エンドユーザがこのメニュー項目に対するアクセス権を持っているかどうかが判断されます。ここで指定する権利を持たないエンドユーザには、この項目がメニューに表示されません。

[OSコマンド]メニュー項目には、特別な[メニュー特性]ダイアログが表示されます。このダイアログでは、[権利]特性のほかに、[表示]および[ウエイト]ボックスでOSセッションの開き方を指定できます。

[特性]タブで設定する特性は次のとおりです。

特性

内容

権利

このカラムには使用権利を指定します。この使用権利により、実行時、エンドユーザがメニューにアクセスできるかどうかが決まります。

アクセス権を持たないエンドユーザは、このメニュー項目をアクセスすることができなくなります。このメニュー項目はメニューに表示されず、スペース表示もされません。

ヘルプ画面

この特性を使用して、アプリケーションメニューにヘルプ画面を関連付けることができます。ズームすると[ヘルプ一覧]が表示されますので、ここからヘルプ画面を指定します。

自動ヘルプ

アプリケーションメニューに自動ヘルプを設定します。ズームすると[ヘルプ一覧]が表示されますので、ここから自動ヘルプを指定します。

表示

メニュー項目のタイプが[OSコマンド]の場合には、外部プログラムの表示形式を指定します。値は、「H=なし」、「N=通常」、「X=最大化」、「M=最小化」のいずれかが指定できます。

  • H=なし …… この値にしておくと、外部プログラムが、現在表示されているウィンドウの裏で実行されます。つまり、外部プログラムはエンドユーザには見えません。

  • N=通常 …… デフォルト値です。この値にしておくと、外部プログラムが最前面のウィンドウで実行されます。

  • X=最大化 …… 外部プログラムが最前面のウィンドウで実行されるとともに、そのウィンドウが画面いっぱいに最大化されます。

  • M=最小化 …… 外部プログラムが最小化されて実行されます。つまり、外部プログラムはアイコン化されます。

参考

この特性は、リッチクライアントタスクでは無効です。

ウェイト

[ウェイト]特性では、呼び出されているプログラムの実行と並行してMagicプログラムを実行するか、または、プログラムの完了までMagicプログラムをいったん待機させるかどうかを指定できます。

この特性は、[メニュー定義]テーブルの[タイプ]カラムを「OSコマンド」にしている時にだけ表示されます。

  • アンチェック …… デフォルト値です。呼び出されているプログラムの実行と並行してプログラムが実行されます。

  • チェック …… 呼び出されているプログラムの完了後、プログラムが再開されます。  

パラメータ

メニューのタイプが「プログラム」か「イベント」の場合に有効になります。[パラメータ]特性からズームすると、[パラメータ一覧]が開きます。ここで、呼び出すプログラム/ハンドラに渡すパラメータを定義します。

コンテキストID

[コンテキストID]特性は、メニュータイプが「プログラム」の場合に有効になります。この特性は、新しいセッションを表す文字列が返ります。この特性は、オプションです。

この欄に項目のシンボル名を入力するか、[項目一覧]にズームして文字型項目を選択してください。メインプログラムで定義された項目を定義することができます。

項目のデータ型が文字型かUnicode型でない場合、入力内容はキャンセルされます。

通常、2つのプログラムが相互に参照できるようにさせる場合に使用されます。例えば、プログラムAがプログラムBを呼び出し、[コンテキストID]特性にコンテキスト名を設定した場合、プログラムBの名前がプログラムAに渡ります。コンテキスト間のイベントも参照してください。

[コンテキストID]特性に設定されるIDは、各コンテキストごとにユニークで、動的です。従って、同じプログラムを何回も起動した場合に、各プログラムのコンテキストを区別したい時に、この特性が使用できます。このような場合、コンテキストIDはコンテキスト名より効果的です。(プログラムが1回実行されるだけの場合は、コンテキスト名の方が効果的です。)

参考

この特性は、リッチクライアントタスクでは無効です。

ソースコンテキスト

この特性は、プログラムメニューでのみ有効です。

複数のプログラムが並行して起動され、直近で起動されたプログラムから他のコンテキストをロードした場合、新しいプログラムのメインプログラムやグローバルパラメータをどこからコピーするか指定します。

指定できるオプションは以下の通りです。

  • M=メインコンテキスト …… 最初に起動されたプログラムからコピーされます。

  • C=現在のコンテキスト …… 現在フォーカスのあるプログラムからコピーされます。

起動されたプログラムが並行に実行された場合、この特性はメインプログラムの項目とグローバル変数がメインのコンテキスト(最初の並行プログラムがロードされた場合)または現在のコンテキスト(並行プログラムにフォーカスが移った場合)からコピーされように定義されます。

起動されたプログラムが並行実行でない場合、この特性は、[コンテキストID]特性に格納されるコンテキストを定義します。

リッチクライアントの並行起動タスクでは、「現在のコンテキスト」のみ利用できます。

出力先コンテキスト

発行されたイベントを使用してコンテキストがアプリケーションサーバ上で相互通信する場合に使用します。指定されたコンテキスト内でイベント発行させるために、ここにコンテキスト名を式で指定します。コンテキスト名は、CtxSetName関数を使用して定義することができます。コンテキストは、共有値やデータベースファイルを使用してリソースを共有することができます。

この特性は[イベント]メニューで利用可能です。

参考

この特性は、リッチクライアントタスクでは無効です。