特性
内容
データ
データは、データ項目(値)または式として指定します。
イメージボタンの場合は、URL形式で定義されたイメージファイル名をここで指定する必要があります。
項目
[データ]特性で指定されたデータ項目の名前が表示されます。
コントロール名
コントロールの名前を指定します。クラス0フォーム内に定義されたコントロールに名前を付けると、関数や[コントロール]ロジックユニットで参照することができます。LastClicked関数の説明も参照してください。
[コントロール名]特性は30桁に制限されます。末尾の空白は自動的に削除されます。[フォーム]エディタ内のコントロールのコピー処理では、この特性はコピーされません。
書式
[プッシュボタン]コントロールの書式を指定します。ここで変更できるのは、現在のフォーム表示の形式だけです。初期設定値は、[項目特性]の設定から継承された書式になります。[式]エディタにズームして、コントロールの書式を表す式を入力することもできます。
[データ]特性にデータ項目が定義されていない場合、[書式]特性に定義された内容がプッシュボタン上に表示されます。アンパサンド(&)文字は、プッシュボタンのショートカットキーとして使用されます。アンパサンドの後に定義された文字が下線表示になります。実行時は、Alt+ショートカットキーを押下するとプッシュボタンがクリックされたように動作します。プッシュボタンの[データ]特性が定義されていない場合は、プッシュボタンがパーク可能でないため、この機能は便利です。
型
選択したデータ項目または式の型です。データ項目を設定した場合、この値は変更できませんが、式を設定した場合は変更できます。
実行イベント
エンドユーザがボタンを選択した時に実行される内部イベントを指定します。[イベント一覧]にズームしてイベントを選択します。
パラメータ
ここには、イベント発行時に、[イベント]ロジックユニットに渡すパラメータを定義することができます。イベントに渡すパラメータの数がここに表示されます。ここからズームすると[パラメータ]テーブルが表示され、必要なパラメータを設定することができます。
[プッシュボタン]によって発行されるイベントは、「ウェイト=No」として動作します。このため、パラメータを戻り値として使用することはできません。
実行元
イベントがどこで実行されるかを指定します。指定できるオプションは以下の通りです。
C=コンテナタスク(デフォルト) …… プッシュボタンが定義されたタスクでのみイベントが実行されます。
T=フォーカス上のタスク …… [パーキング可]特性が「No」の場合のみ有効です。「Yes」の場合、[実行元]特性は無視され、イベントはコンテナタスクで実行されます。この設定でイベントを実行した場合、フォーカス内の(サブ)タスクでイベントが実行されます。
注意:
プッシュボタンがパーク可能に設定されている場合、フォーカスのあるタスクがコンテナタスクとなります。
従ってこの場合に、この特性は意味がありません。フォーカス上のタスクに設定された[実行元]特性を使用して、イベントを発行した場合、イベントはフォーカスのあるタスクで発行されます。
コンテキストメニュー
コントロール上で使用されるコンテキストメニューを指定します。この特性には、9999までの数値を入力することができます。存在していないメニュー番号を入力した場合、「0」にリセットされます。ここからズームして、[メニュー一覧]にアクセスできます。
式でメニューを指定することもできます。この式は再計算され、コンテキストメニューの表示要求がある度に評価されます。実行時、式は[メニュー一覧]内のメニュー番号として評価されます。
デフォルト値は「0」です。
ボタンスタイル
コントロールの形状を指定します。指定できるオプションは以下の通りです。
P=プッシュボタン
デフォルトのWindowsプッシュボタンデザインが使用されます。
I=イメージボタン
[データ]特性または[イメージ一覧ファイル名]特性において指定されたイメージファイルが表示されます。
ここに設定するイメージファイルには、([動作環境]の[プッシュボタン用イメージ数]の設定によって)プッシュボタンの4つまたは6つの異なる状態(「パーク」、「選択」、「無効」、「通常」、さらに6つの場合は、「ホットトラック」と「ホバリング」状態)のイメージを含めておく必要があります。
実行時、Magic uniPaaSは、4または6つのどちらのイメージで表示するかを決定します。表示可能な個々のイメージの最大サイズは256x256ピクセルです。例えば6つの状態のイメージを使用する場合、全体のイメージの最大サイズは1536x256ピクセルになります。イメージファイルの名前は、[データ]特性に指定されたデータ内に入力するか、式で指定してください。
H=ハイパースタイル
この設定にすると、プッシュボタンは下線付きテキストとして表示されます。
イメージ一覧ファイル名
[ボタンスタイル]特性が「I=イメージボタン」の時に指定します。[フォーム]エディタ上でイメージボタンに表示させるイメージファイル名を指定します。