Webサービスライト

[コールWebサービスライト]処理コマンドは、(Magic V9Plusと同じように)Webサービスを直接呼び出すことができます。

コールWebサービス]処理コマンドは、Systinet Server for Java (SSJ)を利用して呼び出します。

SSJを利用する方法は、WS-securityやSOAP1.2などの多くの利点を持っています。しかし、Javaの実行環境やSSJをインストールする必要があります。SSJの機能が不要でインストールを行いたくないような場合、この処理コマンドを使用することができます。

キャッシュファイルは、[動作環境]の[SOAPクライアントモジュールのパス]で定義されたフォルダ内のSOAPLITEフォルダに保存されます。

注意:

Magic uniPaaSの配列は、[コールWebサービス]処理コマンドのComplex Typeに自動的に変換されません。また、Webサービスプロバイダとして実行されている場合も、Complex Typeとして値を返すことができません。

[コールWebサービスライト]処理コマンドを選択すると、[サービス]テーブルに[サーバ]タイプが「SOAP LITE」に定義されたサービスが自動的に追加されます。

[Webサービスライト]の右側でダブルクリックするか、F5を押下すると[Webサービス]ダイアログボックスが開きます。ここでは、以下の特性を設定できます。

特性

内容

サービス

SOAPタイプのサーバが定義されたサービスを指定します。[サービス]特性からズームすると[Webサービス]一覧が表示されます。

SOAPアクション

Webサービスプロバイダが提供するWSDLファイルに定義された"soapAction"の値が表示されます。

スタイル

以下のどちらかを指定します。

  • R=RPC …… Magicは、起動するタスクで定義されているパラメータタイプに基づいてパラメータを渡します。開発者は、Webサービスプロバイダで定義されているパラメータに合わせて開発する必要があります。"Remote Process Call"の略です。

  • D=ドキュメント …… MagicはXMLドキュメントとして1つのパラメータを送り、戻り値も XML で受け取ります。開発者は、Webサービスプロバイダが提供するWSDLに記述されているように、容認されたXMLのスキーマに基づいてドキュメントを作成する必要があります。

入力XSD

[スタイル]欄で「D=ドキュメント」と指定された場合に有効です。プロバイダに送信する XMLファイル名が表示されます。

出力XSD

[スタイル]欄で「D=ドキュメント」と指定された場合に有効です。プロバイダから受信する XMLファイル名が表示されます。

処理

[スタイル]欄で「R=RPC」と指定された場合に有効です。WSDLの"operation name"に記述されているメソッド名を表示します。

ネームスペース

[スタイル]欄で「R=RPC」と指定された場合に有効です。WSDLの"namespace"に記述されているユニークな識別名を表示します。

戻り値

Webサービスからの戻り値を格納する項目を定義式に指定します。書式は、プロバイダ側に合わせる必要があります。

完了

論理型の項目を指定してください。ここには、処理が正常に終了したか否かの結果が返ります。

エラー情報

文字型項目を指定してください。Webサービス処理が失敗した場合、エラー情報が文字列で返ります。

 

[アシスト]ボタンをクリックすると、[WSDLアシスト]ダイアログが表示されます。

注意:

パラメータや戻り値、およびエラー情報には、[内容]特性が「ANSI」か「Unicode」に設定されたBLOBが指定できます。

出力パラメータは、Unicodeとして扱われ、入力パラメータのByrefパラメータ/戻り値は、Unicodeとして保存されます。

特性

Webサービスの特性(ALT+Enter)は、以下の通りです。