.NETコントロールのプロパティの値を変更するには

.NETコントロールには、標準的なMagicの 特性シート があります。ここには、 位置 特性や パーキング可 特性などがあり、他のMagicコントロールと同じように設定することができます。たとえば、この例では、ユーザがウインドウを拡大するとカレンダ表示も拡大するように、位置 特性が設定されています。その際、複数月が表示されるようになります。

しかし、 特性シート の一番下には特別な特性( オブジェクトプロパティ 特性)があります。この特性から ズーム すると、このオブジェクトのための内部の.NETプロパティにアクセスすることができます。

このプロパティシートは、各.NETオブジェクト毎に異なります。ここでは、実行時の表示内容を設定することができます。この例では、 MaxSelectionCount が 60 に設定されています。これは、ユーザが最高60日にわたる日付範囲を選択できるようにすることを意味しています。

式を使用することにより、動的にプロパティを変更することもできます。右側のカラムで 0 が表示されている場所からズームすることで、通常のMagic特性と同じように式を設定することができます。イベントや処理コマンドを別途定義する必要がなく、フォームに即時に反映されるため、オブジェクトのプロパティを変更する方法として便利です。

カーソルを.NET特性の上に置くと、特性シートの下部にヘルプが表示されます。この場合、System.Drawing.Colorのヘルプが表示されています。これは、式を使用して背景色を設定するために、オブジェクトタイプがSystem.Drawing.Colorの.NETオブジェクトを使用しなければならないことを示しています。列挙型を追加することもできます。NETの 列挙型を使用するにはも参照してください。

参考:

.NETオブジェクトのプロパティを変更するには