並行実行

この特性は、他の実行プログラムと並行して新しいコンテキストでタスクが実行するかどうかを指定します。

この特性は、一番上位のタスクでのみ有効です。つまり、プログラムは並行実行できますが、サブタスクは並行には動作しません。

ブラウザタスクをオンラインタスクやバッチタスクに変更した場合、この特性は「No」に設定されます。

[並行実行]特性が設定されたプログラムが呼び出された場合、全てのGUI要素は無視され、プログラムは別のコンテキストで実行されます。

[並行実行]特性が設定された場合、[フォーム特性]の[ウィンドウタイプ]特性の「D=デフォルト」、「S=SDI」、「C=子ウィンドウ」、「P=分割子ウィンドウ」、「F=フローティング」、「M=モーダル」、「T=ツール」、「M=MDI調整」の各オプションは有効です。

並行実行が設定されたプログラムには、以下の特性が無効になります。

すでにロードされているすべてのコンポーネントは、新しいコンテキスト内で再度ロードされます。しかし、新しい([即時有効]特性がFalseにされている)コンポーネントが、新しいコンテキスト内でロードされた場合、そのコンテキストでだけ利用可能です。

注意:

  • 並列プログラムがサーバで実行されるたびに、別スレッドが使用されます。これは、同時に実行することのできる並列プログラム数がライセンスで定義されたスレッド数やMAGIC.INIで定義された同時ユーザ数のどちらかより少ない値で実行されることを意味しています。

  • エンジンがクライアントライセンスで実行された場合、同時に実行することのできるバッチプログラム数は、ライセンスで指定される数に基づきます。

  • プログラムが、データ項目やコントロールの[選択プログラム]特性を使用して呼び出された場合、[並行実行]特性は無視され、プログラムはMDI(MDIで実行した場合)またはフローティング(SDIで実行した場合)で実行されます。

  • リッチクライアントプログラムがモバイルで実行される場合、この特性は無視されます。