実行エンジンの動作について以下にまとめました。
開発エンジンと実行エンジン
開発エンジンのファイルは、「uniStudio.exe」です。実行エンジンファイルは、「uniRTE.exe」です。
開発エンジンがロードされると、実行エンジンもまたウィンドウが表示されない状態でロードされます。実行エンジンは、同期的に起動されます。これは、実行エンジンの起動中は開発エンジンも実行されていることを意味しています。
開発エンジンでプロジェクトファイルをオープンすると、プロジェクトは実行エンジンでもオープンされます。
開発エンジンが終了すると、現在のプロジェクトは停止され、開発エンジンと実行エンジンの両方は解放されます。
開発エンジンで実行ウィンドウを開く
実行モードを実行すると、実行エンジンのウィンドウが現在のアプリケーション内に表示されます。開発モードからアプリケーションを実行することは、実行エンジンから直接アプリケーションを実行することと同じです。
実行エンジンの実行
メインプログラムの[タスク前]の処理やコンポーネントを実行しているアプリケーションによって、実行エンジンは個別のウィンドウを表示し、指定されたプログラムを実行します。ブラウザタスクとオンラインタスクは、ブラウザから自動的に動作します。バッチタスクは、ブラウザ実行特性を設定することによってブラウザから自動的に動作させることができます。
プログラムの実行が終了すると、実行エンジンは、メインプログラムの[タスク後]の処置やコンポーネントを含めて、実行ツリーを終了させます。
開発エンジンで実行ウィンドウを閉じる
実行プロジェクトがクローズされた場合、以下のように動作します。
プロジェクトは、実行エンジンによってクローズされます。
実行エンジンのウィンドウは表示されなくなります。
実行タブは、Windowsのタスクバーから削除されます。
実行プロセスは動作し続けます。
エンジンのフォーカスは、開発エンジンに戻ります。
[エンジンをリセット]イベント
このイベントはデバッガ機能の一部で、メインプログラムを含んだ全てのタスクを終了することによって、グローバル値や共有値、メモリテーブルを解放し、新しい実行エンジンを再読込します。
応答しない実行エンジン
実行エンジンが応答しない場合、フォーカスは開発エンジンに戻り、例外が発生し実行エンジンが動作しなくなったたことを伝えるメッセージボックスを表示します。例外内容は、ログファイルで確認できます。
メッセージボックスを閉じると、フォーカスは開発エンジンに戻ります。実行エンジンは、自動的に再読込され、ウィンドウが非表示状態になります。
マルチコンテキストモードでプログラムが実行されると、コンテキストまたはスレッドが応答しない状態になると、開発エンジンは警告メッセージを表示します。この場合、以下のように対応してください。
トレースログを確認してください。
プロジェクトの実行を止めてください。
メッセージボックスを閉じると、フォーカスは開発エンジンに戻ります。
デバッグ機能
開発エンジンと実行エンジンの分離によって、Magic uniPaaSはマルチスレッドのバックグラウンドモード内の実行セグメントでプログラムを実行することができます。これによって、開発環境でサーバアプリケーションのデバッグを行うことができます。詳細は、「デバッガ」のトピックを参照してください。
開発エンジンと実行エンジンの環境の変更
開発/実行エンジンのどちらからで環境設定の変更を行った場合、両方のモジュールに影響します。
開発エンジン内での動作環境に関するメニューは、アプリケーションの実行時は無効になります。
エンジンの再起動が必要な動作環境の設定は、次のセッションまたはプルダウンメニューから[エンジンをリセット]を実行して環境設定をリセットし、実行エンジンのコンテキストを初期化した場合のみ有効になります。
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