DDERR

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DDE エラーの検出

DDERR 関数を使用して、Magic のDDE 処理の際に発生したエラーを取得できます。また、この関数をもう一度呼び出すと、直前のDDERR 関数で取り出されたエラーコードが消去されるとともに、戻り値がリセットされます。この関数は、デバッグに有効です。

構文:

DDERR ( )

パラメータ:

なし

戻り値:

数値…0 〜15の数値で、それぞれ次の意味です。

  • 0 …直前のDDE処理でエラーが発生しなかったことを示します。また、DDERR関数の呼び出し後、もう一度、DDERR関数を呼び出した時には、戻り値がリセットされたことを表します。

  • 1 …DDEMLシステムの初期化に失敗した時、この値が返ります。

  • 2 …サーバへの接続に失敗した時、この値が返ります(原因としては、先行のDDE 呼び出しで[サービス]パラメータの設定が不適当だったか、指定していなかったことが考えられます)。

  • 3 …DDE呼び出しの際、サーバが使用中で処理不可能だった時、この値が返ります。

  • 4 …サーバにより必要なDDEサービスが実行されなかった時、この値が返ります(パラメータの設定が不適当、パラメータの組み合わせが無効、必要なサービスが無効などが理由として考えられます)。

  • 5 …直前のDDEGet関数が処理に失敗した時(サーバ上で[項目]パラメータに指定されている項目が使用できなかった時)、この値が返ります。

  • 6 …DDEGetまたはDDEPokeで、[項目]パラメータが指定されていなかった場合、この値が返ります。

  • 7 …DDEEXECで、[コマンド]パラメータが指定されていなかった場合、この値が返ります。

  • 14 …特定不能のエラー

  • 15 …Windows 以外のOSでDDE処理が実行された場合、この値が返ります。

関連項目:

DDEBegin, DDEEnd, DDEGet, DDEPoke, DDExec