バージョン管理による作業

バージョン管理機能を利用して作業を行うには、プロジェクトの作成時に[バージョン管理データベースに新規プロジェクトを作成します。]のオプションを選択する必要があります。プロジェクトの作成時に、このオプションを選択しなかった場合、[ファイル]メニューの[バージョン管理]サブメニューから[プロジェクトの追加]を選択することで、バージョン管理を有効にすることができます。

プロジェクトの作成時、プロジェクトに関する情報は多くのソースファイルに保持されます。ソースファイルは、プロジェクト情報を含む出力ファイルです。オブジェクト間の参照情報は、内部連続番号(ISN)に書き込まれます。各ソースファイルは、Magic uniPaaSのオブジェクト(リポジトリやプログラムなど)を含んでいます。プロジェクトを新規作成した時点で、空のプロジェクトには、各リポジトリやメインプログラムのためのソースファイルが作成されます。

プロジェクトの開発時、全てのプロジェクトソースファイルにアクセスできる必要があります。プロジェクトを実行する場合、プロジェクトソースファイルまたはプロジェクトソースファイルを含んだキャビネットファイルのどちらかが必要です。

バージョン管理機能を使用しないでプロジェクトを開発することもできます。この時は、プロジェクトを新規作成する際に、[バージョン管理データベースに新規プロジェクトを作成します。]のオプションを選択しないようにします。

バージョン管理モードでプロジェクトを開いた場合、ソースファイルはチェックアウトしない限り読込専用の状態になっています。

注意:

  • バージョン管理機能を使用して作業するように定義した後、この設定を解除した場合、変更されたオブジェクトが存在する場合、そのオブジェクトはまだチェックアウト状態で残ります。

  • 手動で読込専用モードを解除する必要があります。

 

バージョン管理サーバが利用できる環境では、ロジェクトの改訂を行い並行開発を行うために、[バージョン管理データベースの上の新しいプロジェクトを作成してください]のチェックボックスを選択することができます。

以前のプロジェクトがバージョン管理システムで管理されている場合、バージョン管理のチェックボックスはデフォルトで選択状態になっています。必要であれば、チェックボックスをクリアすることができます。すでに最新のプロジェクトを持っている場合、サーバから最新のプロジェクトを取り出す必要はありません。バージョン管理の使用をやめる場合は、[バージョン管理]サブメニューから[サーバから除く]を選択してください。

バージョン管理を使用していない状態で、後からバージョン管理を行いたい場合は、[バージョン管理]サブメニューから[サーバへの追加]を選択することでプロジェクトをバージョン管理サーバに追加することができます。

既にバージョン管理を使用するように定義されている状態で、後から"スタンドアロンモード"で動作させたい場合は、[バージョン管理]サブメニューから[バージョン管理から除く]を選択することでプロジェクトをバージョン管理システムから除外することができます。Magic uniPaaSは、プロジェクトをバージョン管理から除外するかどうかを確認するメッセージを表示します。「はい」をクリックすると、バージョン管理から除外され、プロジェクトソースファイルは読み込み専用とは表示されなくなります。

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