定義取得

既存のデータベースを使用する場合、テーブルをMagic内で再定義し直すより、DBMSのデータ辞書に対応したテーブルの定義情報を読み込む方がよりよい方法です。これによってエラーが発生するリスクを減らし、開発作業をより迅速で簡単なものにします。

定義取得ユーティリティは、[オプション]メニューから[定義取得]をクリックするか F9 で実行されます。

定義取得ユーティリティには、[DBMS]タブと[XML]タブが含まれています。

DBMSテーブル

定義取得ユーティリティを使用することで、RDBMSのデータ辞書からMagic uniPaaSの[データ]リポジトリにテーブル定義を直接読み込むことができます。1つまたは複数のテーブル定義をデータベースから読み込むこともできます。

ただし、このユーティリティでは、Magic uniPaaSとRDBMSのデータ辞書間でテーブル定義のどちらか一方が変更されても、もう一方の定義が自動で変更されることはありません。このため、テーブル定義の同期化は手動で処理を行わなければなりません。

この機能は、既存のシステムで使用されているデータベースをMagic uniPaaSで利用する場合、そのテーブル定義を、手動で[データ]リポジトリに定義する手間を省きます。これにより、エラー発生の可能性も低くなるため、作業を迅速に進めることができます。

注意:

[定義取得]オプションは、SQL系のゲートウェイでのみ機能します。

XMLデータソース

定義取得ユーティリティで、XMLスキーマ(XSD)の読み込みやXMLビューの定義を行うことができます。

[データ]リポジトリ上でパークした状態で、XMLスキーマに対するビューを定義することができます。

[データ]リポジトリのタイトル行にパークしている場合、このユーティリティはXMLスキーマに対する必要なビューを作成し、オプションでこのスキーマに基づくXMLドキュメントの読込/書込プログラムを作成します。この方法は、既存のビューを更新するためにスキーマを再読込します。

注意:

同じ構成でファイル名や位置が異なって設定されているスキーマファイルから定義取得されたデータソースを1つのプログラム内に定義させることはできません。 構成が同じ場合、同じ名前、同じパス上のスキーマファイルから定義取得するようにしてください。

定義取得の動作について

既存のテーブル定義を読み込む場合に、Magic uniPaaSは各データベースカラムで最適なMagic uniPaaSのデータ型を使用します。

サポートされていれば、Magic uniPaSは、特別なデータ型に対応する場合もあります。サポートしていないデータ型が定義されている場合は、定義取得は失敗します。

この機能は、使用するRDBMSによって機能が異なる場合があります。

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