SNMP(Simple Network Management Protocol) は、ネットワーク管理を制御し、ネットワークデバイスやそれらの機能をモニタするためのプロトコルです。アプリケーションやMagicモジュールは、あらかじめ設定されているネットワーク管理ステーション（NMS）にトラップメッセージを送ることができ、この内容はSNMPモニタで参照することができます。
エラーや、異常終了などの例外的なイベントが発生した場合、システム管理者は、このようなメッセージを基にアプリケーションやMagicモジュールを確認したり制御したすることができます。
Magic uniPaaSのSNMP 機能を利用するには
Magic uniPaaSでSNMPをサポートするには、OSにSNMPエージェント（SNMPサービス）がインストールされていなければなりません。すでにOSにインストールされている場合は、Magic uniPaaSのインストール処理時にMagic uniPaaSのSNMPモジュールが自動的にインストールされます。また、MGREQ.INI の EnableAgentパラメータも「Yes」に設定し、SNMPサービスを再起動します。
SNMPエージェント（OSのSNMPサービス）のプロパティを開き、以下のプロパティを設定します。
［セキュリティ］タブ ［コミュニティ］プロパティを追加し、「読み取り、書き込み」の権利を設定します。
［トラップ］タブ トラップ送信先を定義します。通常は、MGREQ.INIに定義されたホスト名と同じにします。
Magic uniPaaSのインストールを行うと、SNMP拡張モジュール（MGsnmp.dll ファイル）がルートにインストールされます。
Magic uniPaaSのインストールを行うと、Supportサブフォルダ内にMagic.mib とMagic_trap.mib という２つのMIB ファイルをインストールします。このMIB ファイルは、インストールされているNMS 用に（拡張子などを）変更してNMS サーバ環境にコピーしてください。使用するNWS サーバによっては、MIB ファイルのロード処理を実行する必要があります。
必要に応じて［動作環境］の［SNMP データベース接続しきい値］を設定してください
参照