照会モードと修正モードの違い

照会モードと修正モードでは、タスクの実行フローは似ています。ただし、厳密には、照会モードと修正モードとでは、次の点が異なります。

バッチタスクの場合

照会モードと修正モードの実行フローはほぼ同じですが、照会モードではデータベースの更新が行われない点が異なります。つまり修正モードでは、レコードが全て読み込まれ、処理後、データベースにレコードが書き込まれます。照会モードでは、タスクに関連するデータベーステーブルは全て読み込み専用で開かれ、データに対しては読込処理しか行われません。このため、照会モードは、通常、データを出力する場合に使用します。また、修正モードより照会モードの方が処理が高速です。

オンラインタスクとリッチクライアントタスクの場合

照会モードでは、レコードと項目に対する更新と削除は全て拒否されます。レコードや変数がユーザにより入力されたものでも、また手続き型タスクによるものでも、更新と削除はいっさい拒否されます。このように更新と削除はできませんが、照会モードでは、照会モード位置付(インクリメンタルサーチ)と呼ばれる特殊な位置付機能を利用することができます。この機能を利用するために、フォーム上にデータを入力することができます。この機能によってデータベーステーブルに対して柔軟な検索が可能です。また、検索でデータが損害を受けることもありません。

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