入出力ファイル

Magic unitesでは、入出力ファイルを定義することが可能です。これらのデバイスは、以下の処理に使用できます。

[入出力ファイル]テーブルには、現行タスクで読み取り/書き込みに使用する入出力デバイスやファイルを定義することができます。各入出力ファイルを[フォーム出力]または[フォーム入力]処理コマンドで参照するには、それらをあらかじめ定義しておく必要があります。

[入出力ファイル]テーブルにアクセスするには、[タスク]メニューから[入出力ファイル]を選択します。

[入出力ファイル]テーブルには以下のカラムがあります。

カラム

内容

#

テーブルの行番号を表す連番が自動的に表示されます。

名前

このカラムに入力される名前は、テーブルの認識用に使用されます。入力された名前は、ドキュメント名としてOSのプリンタキューに表示されます。

入出力名は、論理名で指定することができます。プリンタに送られたドキュメントのスプール名を動的に変更したい場合に利用できます。プリンタへのスプール名は、ここで定義された名前と同じになります。

INIPut()関数でこの論理名に対する実行名を指定することで、スプール名を動的に変更することができます。

メディア

ファイルの物理的な入出力先(出力ファイルの出力先、または入力ファイルの入力元)を定義します。指定できるパラメータは、メディアを参照してください。

プリンタ

このカラムは、[メディア]カラムの値として「GUI形式プリント」または「テキスト形式プリント」を指定した場合にのみ関連します。ここには、[プリンタ]テーブルに定義されている論理プリンタのいずれかを指定します。

デフォルトとして、[プリンタ]テーブルに定義されている最初のプリンタの名前が表示されます。別のプリンタを選択するには、このカラムをダブルクリックして[プリンタ一覧]を表示し、必要なプリンタを選択するか、あるいはプリンタの名前を直接入力します。

実行時には、さまざまなエラー状態を示すエラーメッセージが表示されることがあります。例えば、「プリンタが接続されていません」、「プリンタの電源が入っていません」、「プリンタが選択されていません」、「用紙切れです」といったメッセージがあります。

アクセス

ファイルを開く時のモードを定義します。指定できる値はアクセスを参照してください。

書式

このカラムでは、出力ファイルへ自動的に書き出す制御文字、あるいは入力ファイル中で予期される制御文字を定義します。設定できる値は以下のとおりです。

  • P=ページ …… 「改ページ」制御文字がページの終わりに、また「改行」制御文字が行の終わりに付加されます。

  • L=ライン …… 「改行」制御文字が行の終わりに付加されます。「改ページ」制御文字は付加されません。

  • N=なし …… 「改行」「改ページ」制御文字が付加されません。

式/項目

実行モードで使用する[式]エディタ内の式の番号を定義します。この式には、OSでのファイル名を指定します。

ファイル名にパスを含めたり、式に論理名を使用することもできます。このような場合は、Magic uniPaaSでは指定された条件に従って、読み込みまたは書き込みが行われます。式は、タスク初期化段階で評価されるため、タスク内では動的に変更できません。

[メディア]カラムが「項目」の場合は、ここには項目の番号を指定します。[項目一覧]にズームして選択することもできます。BLOB項目のみ指定できます。

ダイアログ

このカラムの有効な値は、「Yes」、「No」、または「式」のいずれかです。

[ダイアログ]カラムは、[メディア]カラムが「GUI形式プリント」の場合にのみ有効です。

  • 「Yes」に設定された場合、タスクが入出力ファイルを開いた時に、Windowsの[印刷]ダイアログを表示します。ここで、エンドユーザは印刷特性を変更できます。

  • 「No」を指定すると、Windowsの[印刷]ダイアログは表示されず、印刷特性はエンドユーザの操作なしでプリンタに直接送られます。

  • 式を使用して、Yes/Noの設定を動的に指定することができます。

行数

このカラムは、[フォーマット]カラムの設定が[ページ]の時で、[メディア]カラムの設定が[テキスト形式プリント]または[コンソール]の場合のみ有効になります。

このカラムには、出力ファイルの1ページあたりの行数、つまり2つの連続する改ページと改ページの間の行数を指定します。デフォルト値は使用するプリンタによって異なります。詳細は、「[プリンタ]テーブル」を参照してください。デフォルト値は「0」で、この場合出力ページは60行になります。これには、ヘッダ領域(3行)とフッタ領域(3行)が含まれます。

[タスク特性]の[入出力ファイル]を「Yes」に設定しておくと、実行モードの時に[入出力ファイル]テーブルを表示させることができ、行数をエンドユーザが変更できます。

サブタスクはその親タスクで定義されている入出力ファイルにアクセスできます。サブタスクの[入出力ファイル]テーブルには、その上位タスクで定義されている全ての入出力ファイルが含まれています。

メインプログラムで定義された入出力ファイルは、全てのプログラムでアクセスすることができます。

参考:

/* ... */という書式でコメントを定義した場合、[入出力ファイル一覧]の[説明]欄にコメントが表示されます。

[入出力ファイル]テーブルは、リッチクライアントタスクでは利用できません。

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