データベース

ここには、デフォルトデータベースとして、「Default Database」と「Default XML Database」、「Memory」が定義されています。

データソース定義における最初の手順は、データソースが格納されるデータベースを定義することです。

[データベース]テーブルでは、Magic uniPaaS からアクセスする物理データベースやXMLデータソースの詳細設定を行います。

[データベース]テーブルには以下のカラムがあります。

カラム

内容

#

テーブルの行番号を表す連番が自動的に表示されます。

名前

物理データベースの名前、または簡単な説明です。データベースを示す文字列で、[テーブル]リポジトリや[アプリケーション]テーブルなどの処理でデータベースの参照が必要になった場合、この名前を基にデータベースが識別されます。データベースの識別にはインデックスも使用できますが、文字列を使用することで、同じ名前が別の開発者に使われる可能性も少なくなり、アプリケーションの移植性が高くなります。

この名前の入力は必須で、大文字と小文字が区別されます。

データソースタイプ

[データソースタイプ]カラムは、基本的なデータソースのタイプを指定します。

エントリを追加すると、指定したDBMSの特性を継承します。

ここには、以下の値から1つを選択できます。

  • DBMS …… RDBMSを使用します。

  • X=XMLファイル …… XML形式のデータソース。このオプションを選択すると、[DB名]と[DBMS]のカラムは使用不可になります。[位置]カラムには、XMLファイルのパス名かURL(HTTP/HTTPS)を設定できます。
    [位置]カラムが指定されていない場合、[データ]リポジトリ内のデータソース名を接頭語とする位置でアクセスされます。

注意:

DB名

ここには、サブデータベースの名前を指定します。サブデータベースとは、DBMS のサーバによって操作されるデータベース全てからアクセスが実行されるようなデータベース(下位データベース)をいいます。このパラメータは、単一の論理エンティティ(通常は、データベースサーバ)内で複数のデータベースが管理されるようなDBMS の場合に使用します。

DB名は、DBMSで定義されたデータベースの名前です。ODBCでは、DB名はODBCアドミニストレータで定義されたデータソースの名前です。

ここには、論理名を指定することもできます。

この設定はオプションです。

DBMS

ここには、[名前]カラムで指定したデータベースの元となるDBMS を指定します。ここからズームするとロードしているゲートウェイに基づいた[DBMS一覧]が表示されます。([DBMS]テーブルに定義されている名前ではありません。)

[DBMS]カラムの値は必ず指定しなければなりません。[DBMS]カラムによって、この項目で指定した物理データベースのデータベース管理システムのタイプが識別されます。

位置

ISAMデータベースまたはXMLファイルのみ関係します。ここには、ファイルの物理的な位置を指定します。

Magic uniPaaSによって作成されるファイルは、ここで指定された場所に作成されます。

このカラムの値には論理名を指定できます。 このカラムの設定はオプションです。

デフォルトでは、以下の設定が自動的に定義されます。

注意:

背後で動作するデータベースがないため、メモリデータベースはトランザクションをサポートしません。メモリゲートウェイは、アプリケーション側で意図的に使用する場合のみ利用できます。入力したデータは、他のユーザによって変更されることはありません。

 

Magic uniPaaSは、複数のDBMSに接続することができます。これらのDBMS によっては、同一のコンピュータ上の異なる場所にデータを配置したり、異なるコンピュータ上にデータを分散配置したりできるものがあります。また、DBMS の中には、複数の物理データベースを単一の論理エンティティに格納して管理できるものがあります。Magic uniPaaSは、[データベース]テーブルを使用して、これらの異なる物理データベースへのアクセスを管理します。

[データベース]テーブルには、Magic uniPaaSのデータベースオブジェクトに必要な基本情報を設定します。[データベース特性]ダイアログでは、オブジェクトに関する追加情報を設定します。[データベース特性]ダイアログは、[データベース]のコンテキストメニューから[特性]を選択するか、Alt+Enter を実行することでアクセスできます。

同一のDBMSを使用して複数のMagicデータベースを作成することができ、各データベースにそれぞれ個別に特性を定義することができます。

[データベース]テーブルにあるデータベースの定義は論理的な定義で、実際のSQLデータベースには影響しませんが、Magicアプリケーションの表示や動作仕様を定義します。

[データベース]テーブルでは、複数のMagicデータベースのエントリが同一のSQLデータベースを指示するように定義できます。

例えば、データベースの一連のテーブルに対してあるユーザがアクセスし、別の一連のテーブルに対して別のユーザがアクセスする場合、2つの同一の定義をそれぞれのユーザ名で行うことができます。

データベーステーブルの情報は、MAGIC.INIファイルの[MAGIC_DATABASES]セクションにあります。

注意:

データベースへの接続が確立したら、その切断は(DbDiscnt関数を使用するか DBAによって)明示的に行うか、Magic uniPaaSを終了させることによって行います(アプリケーションを終了させても接続は維持されます)。データベース特性で行った変更が有効になるのは、次にデータベースに接続した時です。Magicゲートウェイの動作に影響するデータベースの特性を変更した場合は、必ず一旦Magic uniPaaSを終了し、再起動してください。

参照