リモートデバッガ

リモートデバッガは、ユーザ環境でアプリケーションをデバッグすることができます。

リモートデバッガは、通常のデバッガと同じように動作します。しかし、ローカルなデバッガでは、プロジェクトのローカルなコピーを参照できますが、リモートの場合は、キャビネットファイルとしてのアプリケーションのコピーを参照するだけしかできません。

キャビネットファイルは、ローカルPCに置く必要はありません。実際、リモート側は様々なサーバ上で実行されており、.ecfファイルをオープンしています。運用中のアプリケーションかもしれません。特定のユーザでのみ発生するような難解なバグを調べる場合に使用することができます。

リモートデバッガを、2つのMagicエンジン(1つが実行エンジン、もう一方が開発エンジン)に対して実行させる必要がある場合、以下のように設定する必要があります。

  1. [動作環境]の[リモートデバッガ]を「Yes」に設定します。

  2. [動作環境]の[リモートデバッガの使用ポート]を設定します。同時に実行する2つのアプリケーションが同じPC上にある場合、異なるポート番号を指定する必要があります。

  3. 必要であれば、[リモートデバッガ権利]を指定することもできます。この設定は、キャビネットファイルを作成する前に[アプリケーション特性]に指定します。権利が指定されている場合、この権利を持つユーザIDでログインする必要があります。

  4. uniPaaS Studioを起動し、すでに実行している.ecfファイルと整合性のある.edpファイルを開きます。

  5. [デバッグ]メニューから、[リモートエンジンに接続]を選択します。接続ダイアログボックスが開きます。

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