プロジェクトは複数のプログラムから構成され、各プログラムは複数のタスクで構成されます。
注意: |
タスクとプログラムには次のような違いがあります。タスクは、プログラムを構成するための基本的なユニットです。プログラムは主要なタスクとサブタスクで構成されます。 |
従って、タスクはプロジェクトの処理を定義するプログラムの最も基本となる単位です。データベース関連の処理では、ほとんどの場合、データベーステーブル中のレコードに対するループ処理が必要になります。このような、テーブルに対するループ処理を行う単位がタスクです。タスクでのループ処理はタスクごとに決められたデータベーステーブルに対して行われ、これをタスクの「メインソース」と呼んでいます。
まず最初に、タスクの[データビュー]エディタでメインソースを定義します。プロジェクトの[データ]リポジトリ内で定義されたデータソースの内1つを指定するか、またはメインソースを指定しないかを選択します。
続いて[タスク特性]ダイアログでタスクの種類を指定します。タスクの種類には、オンラインタスク、バッチタスク、あるいはブラウザタスクがあります。
オンラインタスクあるいはブラウザタスクの場合、タスクの実行時、ユーザにメインソースが表示されます。メインソース内でレコード間の移動が可能で、ユーザはレコードを見ながら編集を行うことができます。したがって、データ入力画面を表示したり、検索ウィンドウを開いたりするような、ユーザとの対話処理が必要になる場合には、タスクはオンラインタスクかブラウザタスクにしなければなりません。
バッチタスクの場合、ユーザとの対話処理なしに、テーブルの最初のレコードから最後のレコードまで各レコードが順に処理されます。処理の対象となるレコードを範囲や条件などで制限することも可能で、これはタスクの「データビュー」を定義することにより行います。レポートの作成やテーブル全体にわたるデータの更新など、自動処理を行いたい場合、バッチタスクにします。
以上のようにして、メインソースとタスクの種類(オンラインタスク、バッチタスク、あるいはブラウザタスク)を選択したら、その後、タスクの具体的な処理内容を定義します。つまり、タスク、レコード、コントロール、グループ(バッチタスクの場合のみ)の各レベルのループ処理において、処理コマンドや実行イベント、パラメータなどを定義します。
各タスクに対しては、次のように処理の詳細を定義します。
テーブルに対してのループ処理において、実行すべき処理コマンドの決定(例えば、データ入力や印刷など)。
処理コマンドの[ロジック]エディタへの割当。[ロジック]エディタにはいくつかのレベル(タスク、グループ、レコード、項目、コントロール)に分けて定義されていて、タスクの実行はこのレベルに従って行われます。
参照